2022.05.04 Wed.
猫ちゃんを家に迎え入れることが決まってからは大忙しです。慌てずにすむように前もって準備しておくアイテムをご紹介します。
準備する物
1. フード
生後3〜4週齢以下:子猫用ミルクを準備します。粉ミルクをお湯で溶かすタイプが便利ですが、上手に飲ませるにはコツがいるため動物病院や経験者の方に教えてもらうと良いでしょう。
生後4週齢〜12ヶ月:離乳食と猫ミルクを混ぜることでフードの味に慣れさせ、その後は月齢に応じた食事を与えていきます。子猫は生後12ヶ月の間に急速に成長し特に4ヶ月齢までは多くの栄養とカロリーを摂取しなければいけません。フード商品の裏側に月齢に応じた食事量の記載があるためそれを目安に量を調節しましょう。子猫の中には少食だったり胃腸が弱い子もいるため、体重の増加がおもわしくない場合は動物病院で相談しましょう。
成猫・老猫の場合:体調に問題のない猫であれば通常のドライフードとウェットフードで大丈夫ですが、下痢や皮膚病、排尿トラブルなど諸症状が見られる場合はその子に応じた療法食が必要になるかもしれません。(動物病院で処方してもらうフード)
*市場にはたくさんのキャットフードがあるためどれを選べば良いのか迷ってしまうかもしれません。選ぶ際には総合栄養食であることを確認し、原材料がしっかり明記されていて合成着色料や香料などがなるべく入っていないものが好ましいです。またコストが安いものは第一原料が肉や魚でないものが多く、特に成長期の子猫には適さないため注意が必要です。
悩む場合はヒルズやロイヤルカナンなど、処方食も手がけているメーカーを選ぶと安心でしょう。
2. トイレ
トイレは猫の体格に合わせて変えていく必要がありますが、大きさとして体長の1.5倍以上あることが理想です。
形状や機能など実にたくさんのタイプがありますが、愛猫が開放的なオープンタイプのトイレを好むのか、ドームタイプの少し閉鎖的な空間を好むかは各々の好みです。避けたほうがいいタイプとしては、猫がトイレをしている姿が全く見えない閉鎖的なトイレです。上部に入り口があり飛び込んで中に入るデザインが代表的ですが、中の様子が完全に見えないと病気のサインも見逃すことになりかねないため注意が必要です。
猫砂にも多くの種類があり、猫によって好みがあるため試しながら変えていく必要があるかもしれません。
*猫ちゃんの排泄行動は体調を知る大切なバロメーターです。そのため排尿・排便スタイルは常に意識して観察するようにしましょう(またトイレ設置場所は目の届く、落ち着ける静かな場所)。
3. ケージ
ケージは1つ用意しておくと色々と役に立ちます。子猫であれば飼い主の留守中や就寝中に一時的に利用したり、先住猫と新しく来た猫とのケージ越しでの顔合わせに必要です。また人馴れしてない猫ちゃんであれば安心できる縄張り空間としてケージが活躍します。
ケージの中には猫ちゃんが安心できるために猫用ベッドを入れてあげましょう。怖がりな子にはドーム型などの姿を隠すことができるタイプが適しています。
4. 移動用キャリー
元気だった猫が、自宅に迎え入れた途端に体調不良に陥るケースはよくあります。環境の変化によるストレスや持病の悪化が考えられますが、状況によっては動物病院に急ぐ必要があります。
移動用のキャリーにも様々なタイプがありますが成長した後も使用することを考えた場合、上部の取り外しが可能であり上からも横からも猫ちゃんが出入りできるタイプが理想的です。また移動中に粗相などをしても大丈夫なようにハードタイプ(ペットシーツやタオルをひいて)が使い勝手が良いと思われます。もちろん移動手段や猫の性格にもよるためそれぞれの性格に応じて選ぶことが大切です。
写真協力:自宅に迎え入れたばかりのみかんちゃん
上のようなタイプのキャリーが理想的な形です。
・上と横に扉があると自宅で猫ちゃんをキャリーに入れる際に便利です。また上下がセパレートにできるため動物病院で怖がる猫ちゃんをストレスを少なく出してあげることができます。
参考画像:リッチェル キャンピングキャリー
上記以外にもキャットタワー・猫のおもちゃ・爪とぎ・おやつ などが猫との暮らしを豊かにするアイテムとしてあります。
猫と心地よく暮らすためには準備がとても大切です。また猫という生き物の知識も身につけていくことで愛猫との距離もさらに縮まることでしょう。